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夫の観察日記&囲碁 (2017-5-14 0:03:06)挫折と尊敬 (2016-4-10 22:08:26)
「プロ棋士になれなくて挫折した人の話を聞きたい」
と言われ、知り合いの方に少しだけお話ししてきました。
「私の話なんて大したことないし、プロに全然近くなかったんですけど」
とお伝えしたところ、それでもいいと言われたのでお話しした次第です。
昔のことを話していると、色々なことを思い出しますが、
一つだけ揺らがないのは、私は「プロ棋士をリスペクトしている」ということ。
子供のころ、藤沢秀行先生の教室に通っていて、
いつも酔っぱらっている先生を見て、不思議ではありましたが、
囲碁の話になった時のスイッチの入り方に、子供なりに、
プロってすごいなと思ったのが最初です。
今はプロ棋士と仕事をさせていただいたり、
インタビューさせていただくこともありますが、
やっぱり彼らがすごいなと思う気持ちは変わりません。
棋士をいじるような記事を書いているので、
色々言われることもありますが、
インタビューしている先生方のことは相当リスペクトしていて、
先生方も、囲碁普及や囲碁のアピールのために
いじられることを承知で取材を受けてくださいました。
そういうところもすごいなと思うし、
その気持ちに応えれたらと思い、
全力で尊敬の念を込めて記事を書きました。
小学校時代のほとんどを囲碁に費やし、
14歳で囲碁を辞めた私にとって、しばらく囲碁は黒歴史でしたが、
そのうち向き合えるようになり、いつの間にか
囲碁の仕事をしています。
挫折と言えるほどの努力はできていなかったと思うけど、
一応そんな経験があるから、プロ棋士のすごさもわかるし、
距離がどんなに近づいても、この気持ちだけは忘れずにいようと思っています。
と、
ここまでならわりといい話なのですが、
リスペクトできるはずのプロ棋士も、夫になると
色々難しくて、どうも素直に言葉が入ってこないのですよね。
久しぶりにネット対局を打ち、その検討を夫がしてくれたのですが、
言われたアドバイスに反発していたら、夫がキレました。
「どうして囲碁のことで僕の意見を否定するんだ!」
確かに、そうですよね。尊敬の気持ちを飛び越えてしまう夫婦関係って
すごいのだなと改めて思いました。