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雲外の峰 (2017-5-14 0:01:36)愛と日本語の惑乱 (2016-5-22 14:57:15)
愛と日本語の惑乱
清水義範 KKベストセラーズ 2008.11
日本語に対する問題の疑問の出し方や見識がおもしろい。随筆や論文ではなく、小説の形で日本語を検討している。
言葉の変化、漢数字か算用数字か、コピーライターが編み出す斬新な言葉、言葉狩り、幼児語。
外国のたとえば韓国や中国の人名や地名の読み方。「スタバる」「マクる」などの「ナニナニる」という新語。幼児の脳にははじめから文法の知識があるという説。
数字に対してはわたしも悩んだことがある。20年か20年か二十年か二〇年かなど。
中国人名に対しては前に書いたことがある。
岡崎先生が、初めての翻訳した「書剣恩仇録」では、主人公陳家洛を「チンカラク」にするか「チェンジャールォ」にするか迷ったという。結局は時代劇なのでチンカラクにした。回族の霍青桐はホチントンとする。こちらは漢字の日本語読みではおかしいので妥当な読みだ。
そんな話を著者らしい裁き方で展開していくのだ。
清水義範 KKベストセラーズ 2008.11
日本語に対する問題の疑問の出し方や見識がおもしろい。随筆や論文ではなく、小説の形で日本語を検討している。
言葉の変化、漢数字か算用数字か、コピーライターが編み出す斬新な言葉、言葉狩り、幼児語。
外国のたとえば韓国や中国の人名や地名の読み方。「スタバる」「マクる」などの「ナニナニる」という新語。幼児の脳にははじめから文法の知識があるという説。
数字に対してはわたしも悩んだことがある。20年か20年か二十年か二〇年かなど。
中国人名に対しては前に書いたことがある。
岡崎先生が、初めての翻訳した「書剣恩仇録」では、主人公陳家洛を「チンカラク」にするか「チェンジャールォ」にするか迷ったという。結局は時代劇なのでチンカラクにした。回族の霍青桐はホチントンとする。こちらは漢字の日本語読みではおかしいので妥当な読みだ。
そんな話を著者らしい裁き方で展開していくのだ。