先日、天元戦を井山六冠が防衛して、七大タイトル戦が年内終了。

来月から始まる棋聖戦を前に、七大タイトルの整理をしてみます。

■棋聖戦

２０１６年１月１４日に開幕した棋聖戦七番勝負は、挑戦者が山下九段。

２月１８日に井山六冠の４連勝で圧倒的な強さを見せてくれました。

■十段戦

３月８日から十段戦。こちらは伊田十段との五番勝負。

４月２０日に３勝１敗で十段位を奪取し、井山七冠となりました。

■本因坊戦

５月９日から本因坊戦七番勝負は、高尾九段との対戦。

６月３０日に４勝１敗で井山本因坊の防衛。

■碁聖戦

本因坊戦と日程が重なった６月２５日から碁聖戦五番勝負。

村川八段との対戦。７月２８日に３連勝で井山碁聖防衛。

■名人戦

８月３０日から名人戦の七番勝負。

出足３連敗が影響し、その後３連勝で巻き返すも最終局で高尾九段の

打ち回しが冴えて、七冠が崩れました。

１１月３日に決着。

■王座戦

１０月１７日から１１月１８日は王座戦五番勝負。

若い挑戦者の余七段との対戦は井山王座の３連勝防衛。

■天元戦

王座戦と時期を重ねて（名人戦と合わせ、トリプル挑戦手合）天元戦。

五番勝負は、これも若い挑戦者の一力七段。

１０月２１日から１２月１２日に終了。３勝１敗で井山天元防衛。

タイトル戦だけでトーナメント戦やリーグ戦に参加していない分、対局数

は激減します。ですが、タイトルを１年間休みなく戦う精神力は並大抵な

ものではないのでしょう。

今週の週間碁では、名人戦リーグで戦うことがトップ記事として紹介。

３年ぶりとなる名人戦リーグを大きく取り上げています。

では。