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雲外の峰 (2017-5-14 0:01:36)「幽玄の間」終局問題 (2017-2-11 19:22:42)
「幽玄の間」終局問題
先日、インターネット碁「幽玄の間」の対局で、おかしな事件(?)が起こった。
わたしはすでに10年5千局以上打っているのであるが記憶にない。それが2日続いた。過去にもあって、管理者に解決してもらってたのかもしれない。
黒がわたしである。いま▲を打ったところ。その前の一線の白も問題だが、それは無視。
ここで白から何度も“終局要請”のメッセージが送られてきた。
一度目は“拒否”、二度目は「今は終局場面ではない」と書いて拒否、ちょうど管理者がいない時間帯だったので、三度目は「投了か引き分け要請かを押しなさい」と書いて拒否。
五回目で、自動的に“保留”になって終了した。
続いて次の日にも別な人だが同じことが起こった。
これもわたしの黒で、この場面で白から数度の“終局要請”、そして自動的に“保留”になって終了。
自動的に保留になる機能があるなんて初めて知った。
画面の右下にはこんなボタンが付いていて、ここをクリックするのだ。
管理者から、丁寧な連絡を頂いた。こんな事が起こりやすいので、解決策を考えているという。
ネット碁になれた方なら、事の意味が判り、解決策なるものも推察できよう。
そうでない方のためにちょっと詳しく書く。
これはまだいくつかダメがある。しかしこれで終局である。中国ルールでもダメが空いた状態で終局している。
問題は、ダメが無くなったとき手が生じる可能性があることだ。それを片方が気づいていて、片方が気づいていないとき、どうするか。
「終局ですね」「……」となれば、「終局ですね」と言った方も、相手が同意しないのでまだ手があることに気づく。
かと言って、同意してしまっては、その手を打つことができず、勝ちを逃がすことも考えられる。
こんな場合を考えて、プロは対局ルールが変わった。終局ですねと同意を求めることはやめて、黙ってダメを打つ。ダメがなくなったとき手の生じることに気づけば、その時点で手入れをする。気づかなければ、相手は打ってしまってよろしい。
しかし、アマでは、今でも「終局ですね」と同意を求める。それが幽玄の間では“終局要請”だ。
だから、上の図はお互いが同意した結果の終局図なのだ。幽玄の間はこれで勝敗が決まる。碁盤碁石を使うリアル碁では、この後にダメをつめ整地して地を数える。
わたしは終局要請の時は“パス”をすることにしている。相手もバスをすれば終局である。だが手があると思えば、続けて打ってよい。それがパスだ。
これで上の問題の半分は解決できる。つまり終局要請に等しいが、相手は拒否ができ、着手権が手に入り好きに打ってよい。これでも悪意のある時は防ぎきれないにしても。
“終局要請”は着手権が移動せず、そこで止まってしまうのが問題だった。
つまり解決策の一つは、双方“パス”による終局である。
いまでは、パス(終局要請)したのに、相手からあらためて“終局要請”が来ることが多い(笑)。“終局要請”ボタンをなくすのだ。
幽玄の間の解決策とは、別な解決策かもしれない。
先日、インターネット碁「幽玄の間」の対局で、おかしな事件(?)が起こった。
わたしはすでに10年5千局以上打っているのであるが記憶にない。それが2日続いた。過去にもあって、管理者に解決してもらってたのかもしれない。
黒がわたしである。いま▲を打ったところ。その前の一線の白も問題だが、それは無視。
ここで白から何度も“終局要請”のメッセージが送られてきた。
一度目は“拒否”、二度目は「今は終局場面ではない」と書いて拒否、ちょうど管理者がいない時間帯だったので、三度目は「投了か引き分け要請かを押しなさい」と書いて拒否。
五回目で、自動的に“保留”になって終了した。
続いて次の日にも別な人だが同じことが起こった。
これもわたしの黒で、この場面で白から数度の“終局要請”、そして自動的に“保留”になって終了。
自動的に保留になる機能があるなんて初めて知った。
画面の右下にはこんなボタンが付いていて、ここをクリックするのだ。
管理者から、丁寧な連絡を頂いた。こんな事が起こりやすいので、解決策を考えているという。
ネット碁になれた方なら、事の意味が判り、解決策なるものも推察できよう。
そうでない方のためにちょっと詳しく書く。
これはまだいくつかダメがある。しかしこれで終局である。中国ルールでもダメが空いた状態で終局している。
問題は、ダメが無くなったとき手が生じる可能性があることだ。それを片方が気づいていて、片方が気づいていないとき、どうするか。
「終局ですね」「……」となれば、「終局ですね」と言った方も、相手が同意しないのでまだ手があることに気づく。
かと言って、同意してしまっては、その手を打つことができず、勝ちを逃がすことも考えられる。
こんな場合を考えて、プロは対局ルールが変わった。終局ですねと同意を求めることはやめて、黙ってダメを打つ。ダメがなくなったとき手の生じることに気づけば、その時点で手入れをする。気づかなければ、相手は打ってしまってよろしい。
しかし、アマでは、今でも「終局ですね」と同意を求める。それが幽玄の間では“終局要請”だ。
だから、上の図はお互いが同意した結果の終局図なのだ。幽玄の間はこれで勝敗が決まる。碁盤碁石を使うリアル碁では、この後にダメをつめ整地して地を数える。
わたしは終局要請の時は“パス”をすることにしている。相手もバスをすれば終局である。だが手があると思えば、続けて打ってよい。それがパスだ。
これで上の問題の半分は解決できる。つまり終局要請に等しいが、相手は拒否ができ、着手権が手に入り好きに打ってよい。これでも悪意のある時は防ぎきれないにしても。
“終局要請”は着手権が移動せず、そこで止まってしまうのが問題だった。
つまり解決策の一つは、双方“パス”による終局である。
いまでは、パス(終局要請)したのに、相手からあらためて“終局要請”が来ることが多い(笑)。“終局要請”ボタンをなくすのだ。
幽玄の間の解決策とは、別な解決策かもしれない。