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このごろの下島七段 (2017-5-14 0:03:07)とんぼ 指導碁会 (2017-2-26 23:52:36)
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1月30日、とんぼ(高岡市)で、今年初めての指導碁会が行われた。とんぼでは、年、6、7回開催している。
今回は、大人15名、高校生6名、小学生1名が、それぞれ、下島陽平八段ことへいちゃん先生と手談を交わした。
みなさん、棋士と対局できることを純粋に楽しまれる方が多いのだが、今回は、目標を持って臨まれた方も何人かおられ
そのうちのお一人を紹介しよう。
Hさん、現在は2級くらい、家族からは「お父さん、(囲碁教室に通い始めて3年)まだ初段にならないの?」と普段からはっぱをかけられてるとの事。
家族から囲碁の話題が出るとは、温かい家庭なんでしょうね。
そこで、「ではへいちゃん先生に7子で勝ったら、初段の免状を取得しましょう」と小生。
「いやいや、まだまだ、勝てるわけはありません」
「大丈夫です。4面打ちですし、勝つチャンスはきっとありますよ。家族の期待も担って打つのですから、普段以上に力も出るというものです。
それと先生には、いつもより厳しく打ってもらうように話ししておきますから^^勝てば自信になるでしょうし、大会にも初段で出るようにしましょうか」
「そんな殺生な。(先生には)余計なことは言わないでください」 という内輪話があり、事前に囲碁教室などで、数回の7子局の布石などを研究しながら、対局に臨んだ。
へいちゃん先生には前もって事情は話ししておいた。
「7子では、2級のHさんが大変なのですが、かくかくしかじか、これまでの事情もあり、先生に勝ったら、免状を申請しますので、よろしくお願いします」
「どうしたら良いですか^^」とへいちゃん先生。
「特に手心を加えていただくことはありません。もし負けても、まだ次のチャンスがありますし、勝つまでチャレンジしようと言うことになってますから。むしろ、きびしくお願いします^^」
「わかりました」
で、注目の結果は、というと・・・・・・善戦空しく、黒の6目負け、うーん惜しい!!でも6目差なら次回は射程距離だ。
「初段の免状を襖に飾っておき、毎日手を合わせてると、不思議と実力も付いてくるんですよ。姿勢が大事なんです」
「「そんなもんですかねぇ」
「そんなもんですよ」
初段獲得は、次回以降にお預けになり、ご家族の声援に応えることはできなかったが、それでもHさんは精一杯打てて満足そうでした。
しっかりした目標が出来たから、きっと大願成就もすぐそこに来ていることでしょう。
夕方からは、県西部の2校の囲碁部の高校生たちがそれぞれ3名ずつ計6名、へいちゃん先生の指導を受けにきた。
「ほんとに強くなったね。もう初段近くあるよ」
「そうですか、うれしい!」
「ここはね、こう打つとこうなるだろう?するとね・・・。」
高校生相手となると、へいちゃん先生も表情が和らいでくる。T工業高校の引率の顧問のS先生も、昨年から生徒たちと一緒に囲碁を始めたのだが
ずいぶん上手になられた。写真のように、黒の陣地がちょうど100目!
しっかり完勝、シングル級も間近なことだ。
「生徒たちにも負けたくないので、頑張ります^^」
剣道部の顧問もされてるとのことで。お忙しいことだが、きっと生徒からも慕われていることだろう。
「どう?初めての碁会所は。」
「とても楽しかったです。また来たいです」
「そうだね、みんなのおじいちゃんたちはこういうところで碁を楽しんでるんだよ。社会勉強になって良かったかな。ではやりかけのプリントは、帰ったらみんなで研究してね」
「また来るんだよ」
「ありがとうございました」
へいちゃん先生「みんな、ずいぶん強くなりましたね。今度会うのを楽しみにしています。」
「たくさん打っていただいて、ありがとうございました。では来週の支部連合会の総会はよろしくお願いします」
「はい、ではまた来週」名古屋まで約300キロの道のり、決して近くはないけれど、へいちゃん先生はいつものように、愛車に乗って颯爽と帰っていきました。お気をつけて。
(風)
1月30日、とんぼ(高岡市)で、今年初めての指導碁会が行われた。とんぼでは、年、6、7回開催している。
今回は、大人15名、高校生6名、小学生1名が、それぞれ、下島陽平八段ことへいちゃん先生と手談を交わした。
みなさん、棋士と対局できることを純粋に楽しまれる方が多いのだが、今回は、目標を持って臨まれた方も何人かおられ
そのうちのお一人を紹介しよう。
Hさん、現在は2級くらい、家族からは「お父さん、(囲碁教室に通い始めて3年)まだ初段にならないの?」と普段からはっぱをかけられてるとの事。
家族から囲碁の話題が出るとは、温かい家庭なんでしょうね。
そこで、「ではへいちゃん先生に7子で勝ったら、初段の免状を取得しましょう」と小生。
「いやいや、まだまだ、勝てるわけはありません」
「大丈夫です。4面打ちですし、勝つチャンスはきっとありますよ。家族の期待も担って打つのですから、普段以上に力も出るというものです。
それと先生には、いつもより厳しく打ってもらうように話ししておきますから^^勝てば自信になるでしょうし、大会にも初段で出るようにしましょうか」
「そんな殺生な。(先生には)余計なことは言わないでください」 という内輪話があり、事前に囲碁教室などで、数回の7子局の布石などを研究しながら、対局に臨んだ。
へいちゃん先生には前もって事情は話ししておいた。
「7子では、2級のHさんが大変なのですが、かくかくしかじか、これまでの事情もあり、先生に勝ったら、免状を申請しますので、よろしくお願いします」
「どうしたら良いですか^^」とへいちゃん先生。
「特に手心を加えていただくことはありません。もし負けても、まだ次のチャンスがありますし、勝つまでチャレンジしようと言うことになってますから。むしろ、きびしくお願いします^^」
「わかりました」
で、注目の結果は、というと・・・・・・善戦空しく、黒の6目負け、うーん惜しい!!でも6目差なら次回は射程距離だ。
「初段の免状を襖に飾っておき、毎日手を合わせてると、不思議と実力も付いてくるんですよ。姿勢が大事なんです」
「「そんなもんですかねぇ」
「そんなもんですよ」
初段獲得は、次回以降にお預けになり、ご家族の声援に応えることはできなかったが、それでもHさんは精一杯打てて満足そうでした。
しっかりした目標が出来たから、きっと大願成就もすぐそこに来ていることでしょう。
夕方からは、県西部の2校の囲碁部の高校生たちがそれぞれ3名ずつ計6名、へいちゃん先生の指導を受けにきた。
「ほんとに強くなったね。もう初段近くあるよ」
「そうですか、うれしい!」
「ここはね、こう打つとこうなるだろう?するとね・・・。」
高校生相手となると、へいちゃん先生も表情が和らいでくる。T工業高校の引率の顧問のS先生も、昨年から生徒たちと一緒に囲碁を始めたのだが
ずいぶん上手になられた。写真のように、黒の陣地がちょうど100目!
しっかり完勝、シングル級も間近なことだ。
「生徒たちにも負けたくないので、頑張ります^^」
剣道部の顧問もされてるとのことで。お忙しいことだが、きっと生徒からも慕われていることだろう。
「どう?初めての碁会所は。」
「とても楽しかったです。また来たいです」
「そうだね、みんなのおじいちゃんたちはこういうところで碁を楽しんでるんだよ。社会勉強になって良かったかな。ではやりかけのプリントは、帰ったらみんなで研究してね」
「また来るんだよ」
「ありがとうございました」
へいちゃん先生「みんな、ずいぶん強くなりましたね。今度会うのを楽しみにしています。」
「たくさん打っていただいて、ありがとうございました。では来週の支部連合会の総会はよろしくお願いします」
「はい、ではまた来週」名古屋まで約300キロの道のり、決して近くはないけれど、へいちゃん先生はいつものように、愛車に乗って颯爽と帰っていきました。お気をつけて。
(風)