今日は本因坊戦リーグの最終局一斉対局が行われました。

なんと、初めて・・・と思いましたが、幽玄の間で全局、中継が

行われるという画期的な企画＾＾がありました。

つまり、挑戦者が決まるまでリアルタイムに中継を観ることが

できるということです。

注目は本木七段と黄八段とのいわゆる挑戦者決定戦でした。

１敗同士の決勝戦、勝った方が５勝１敗でトップ、決定戦なしの

挑戦者に決まります。

そして、本木七段が黄八段を破り、初挑戦者に名乗りを上げました。

本木七段の落ち着いた打ち回し。特に奇抜な手を打つわけでも

なく淡々と打ち進める姿は大物を感じさせます。

ＮＨＫ杯でも活躍していますので、顔も知らない方はいないと

思います。

昨年もリーグ２位の５勝２敗、今年は１位の６勝１敗と順調に実力

をつけてきました。

そして、挑戦者に決定しましたので、明日からは八段に昇段され

入段から６年足らずで八段というスピード出世。

一力七段よりも入段は遅いけれども、順調に階段を上がっている

のがわかります。

若い人達がどんどん活躍すれば、碁界活性化のために、これほど

嬉しいことはありません。

タイトル戦も頑張って欲しいと思います。

ちなみにリーグ２位は羽根九段、３位は山下九段、４位は黄八段、

高尾名人、張九段、結城九段、三谷七段は陥落となりました。

では。